ウミキノコモドキ
Sinularia sp.May, 1898属
指状に分岐するソフトコーラル。レザーコーラルの仲間で丈夫。クリーム、緑、茶色などのカラーバリエーションあり。ウミキノコに似るが分岐が特徴。

名前・別名
- 通称Sinularia (Finger Leather Coral)
- 通称ウミキノコモドキ
解説
シヌラリア(ウミキノコモドキ、Sinularia属、科: ウミトサカ科)はインド太平洋の礁斜面・ラグーンに広く分布する八放サンゴ(ソフトコーラル)で、種数が非常に多い大きな属です。指状・葉状・被覆状など多様な成長形態を示し、表面に短いポリプが密生します。クリーム・ベージュ・グリーン・パープルなどの落ち着いた色彩を持ち、体内に骨片を持つため引き締まった質感です。飼育は非常に容易で、中〜強程度の照明と中〜強めの水流を好む丈夫な入門向けソフトコーラルです。定期的に表面の薄膜を脱いで自己浄化するため、その間ポリプを閉じるのは正常な挙動です。成長が早く大きく育つため、十分なスペースを確保します。フラギングも容易ですが、テルペノイド系の化学物質を放出するため、活性炭の使用や十分な間隔の確保が望ましいです。
飼育条件
| タイプ | ソフトコーラル |
|---|---|
| 水温 | 24〜27℃ |
| 比重 | 1.023〜1.025 |
| 塩分濃度 | 33〜35 ppt |
| KH(炭酸塩硬度) | 8〜12 dKH |
| 光量 | 中程度 |
| 水流 | 中程度 |
| 配置 | どこでも可 |
管理のコツ
- 照明—中程度のLED照明で十分
- 水流—中程度の水流。ポリプが揺れる程度
- 増殖—枝をカットして岩に固定するだけで増殖
- 注意点—テルペンを放出。他のサンゴとの距離を確保
規制・保全情報
- 備考:
- 八放サンゴ(Sinularia, Alcyoniidae)。ソフトコーラル=CITES 非掲載。
参考・出典
- AlgaeBarn: SPS/LPS/soft care(careSpec)
- AlgaeBarn: Water Parameters 101(careSpec)
- DOC NZ / CITES-listed corals(掲載科に Alcyoniidae 含まず)(regulatory)
- Wikipedia(detail)
近縁・同じタイプのサンゴ
アンセリアアンセリア(ウェービングハンド)soft初心者向け羽状のポリプが水流に揺れるソフトコーラル。ツツウミヅタに似るが常時開いた大型ポリプで、非常に丈夫です。
ウミアザミ(パルスコーラル)soft初心者向け触手が脈動するように開閉する珍しいソフトコーラル。この動きは水中で非常に幻想的。丈夫で増殖力も高い。
ウミキノコsoft初心者向け大きなキノコ状の傘を広げるソフトコーラル。丈夫で成長も早い。定期的に粘液で古い皮を脱ぐ。寿命は適切な管理で15年以上。光合成主体。
カタトサカsoft初心者向け枝状に伸びるソフトコーラル。丈夫で色彩バリエーションも豊富。フラグ(株分け)も容易で増やしやすい。寿命は適切な管理で10年以上。光合成主体。
クダサンゴ(パイプオルガンコーラル)soft中級者向け赤い骨格から緑色のポリプを咲かせる独特なサンゴ。ソフトコーラルに見えるが実は骨格を持つ。寿命は適切な管理で10年以上。光合成+液体フード。
グリーンスターポリプsoft初心者向けマットの上に緑色の星型ポリプが密生する丈夫なソフトコーラル。蛍光グリーンが美しい。寿命は数年〜。成体サイズはマット状。光合成。関連する飼育コラム

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