ハナガタ・オオバナサンゴ
Lobophyllia spp. / Symphyllia spp.種
インド太平洋のサンゴで、大きく開いた花房状のポリプが特徴。色彩が豊かで美しく、海水水族館での人気が高い。比較的丈夫で、初心者向けのサンゴとされます。

名前・別名
- 通称Lobophyllia / Symphyllia
- 通称ハナガタ・オオバナサンゴ
解説
ハナガタサンゴ・オオバナサンゴ(Lobophyllia属・Symphyllia属、科: ロボフィリア科)はインド太平洋の礁斜面に生息する大型ポリプ石灰化(LPS)サンゴです。肉厚で大きなポリプが脳状や花弁状の起伏を作りながら密集し、半球状〜平板状のコロニーに成長します。赤・緑・オレンジ・ピンク・マルチカラーなど極めて多彩な色彩を示し、鮮やかな蛍光個体はコレクターに高く評価されます。飼育は比較的容易で、弱〜中程度の照明と弱めの穏やかな水流が適します。ポリプを傷めない間接的な水流を心がけ、強光は避けます。掃目触手で近隣のサンゴを攻撃するため、十分な設置間隔を確保します。週1〜2回の給餌(小型の魚介片・ペレット)で発色と成長が改善します。丈夫で回復が早く、フラギングも可能なため、入門〜中級者向けの人気LPS品種です。
飼育条件
| タイプ | LPS(好日性大型ポリプ) |
|---|---|
| 水温 | 24〜27℃ |
| 比重 | 1.023〜1.025 |
| 塩分濃度 | 33〜35 ppt |
| KH(炭酸塩硬度) | 8〜12 dKH |
| Ca(カルシウム) | 400〜450 mg/L |
| Mg(マグネシウム) | 1280〜1350 mg/L |
| 光量 | 中程度 |
| 水流 | 弱め |
| 配置 | 底面 |
管理のコツ
- 照明—中程度のLEDで発色する
- 水流—弱め。砂上に配置するのが基本
- 水質—KH 8-11, Ca 400-450ppm
- 注意点—給餌で成長促進。夜間にポリプが膨張する
規制・保全情報
- CITES(ワシントン条約):
- 附属書II
- 備考:
- イシサンゴ目(Lobophyllia / Symphyllia, Lobophylliidae)=オオバナサンゴ類。CITES 附属書II。
参考・出典
- AlgaeBarn: SPS/LPS care (PAR/flow)(careSpec)
- AlgaeBarn: Water Parameters 101(careSpec)
- DOC NZ / CITES-listed corals (Scleractinia spp. = App. II)(regulatory)
- Wikipedia(detail)
近縁・同じタイプのサンゴ
アカンサストレアlps初心者向け大きなポリプにメタリックな色彩が入るLPS珊瑚。オーストラリア産の高級個体が人気。寿命は10年以上。成体サイズは5〜20cm。光合成・液体フード。
アカンソフィリアlps中級者向けカラフルな色彩バリエーションが豊富なLPS珊瑚。コレクター人気が高く高額個体も多い。寿命は10年以上。成体サイズは5〜20cm。光合成・液体フード。
アカントフィリアlps中級者向け単体の巨大なポリプを持つLPSサンゴ。赤、緑、青など鮮やかな色で「ミートコーラル」とも呼ばれる。肉厚な組織が膨張する姿は圧巻。
アカンロードlps中級者向け鮮やかな多色の模様が宝石のように美しいLPS珊瑚。コレクターに大人気の高級種。寿命は10年以上。成体サイズは5〜20cm。光合成・液体フード。
アルベオポラlps中級者向けゴニオポラに似た長い触手を持つLPS珊瑚。ゴニオポラより丈夫で飼育しやすい。寿命は10年以上。成体サイズは5〜20cm。光合成・液体フード。
ウォーコーラルlps初心者向け独特のゴツゴツした外見が特徴のLPS珊瑚。フェイビアとも呼ばれ、蛍光色が美しい。寿命は10年以上。成体サイズは5〜30cm。光合成・液体フード。関連する飼育コラム

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