パボナコーラル
Pavona duerdeniVaughan, 1907種
薄い板状の形態で広がるSPS珊瑚。独特の渦巻き模様と成長の早さが魅力。寿命は10年以上。成体サイズは10〜40cm。光合成。

名前・別名
- 通称Pavona Coral
- 通称パボナコーラル
解説
パボナ(Pavona属、科: アガリキア科)はインド太平洋の浅礁域に広く分布するSPSサンゴです。薄い板状・葉状から柱状・枝状まで多様な成長形態を持ち、同一種でも水流・光量によって形が変化します。表面には小さな星型ポリプが密集し、緑・褐色・ピンク・紫などの色彩を示します。飼育は比較的容易で、アクロポラより丈夫なSPS入門種として知られています。中〜強程度の照明(150〜300 PAR)と中程度の水流が最適です。水温24〜27℃、KH 8〜10、Ca 400〜450ppmを維持します。成長は中程度で、底岩を覆いながら広がる傾向があります。フラギングによる増殖が容易で、カットした断片が速やかに活着します。硬度の高い骨格と広い環境耐性を持つため、リーフタンクの土台コーラルとしても活用されます。
飼育条件
| タイプ | SPS(ミドリイシ等) |
|---|---|
| 水温 | 24〜27℃ |
| 比重 | 1.023〜1.025 |
| 塩分濃度 | 33〜35 ppt |
| KH(炭酸塩硬度) | 8〜11 dKH |
| Ca(カルシウム) | 420〜450 mg/L |
| Mg(マグネシウム) | 1300〜1400 mg/L |
| 光量 | 中程度 |
| 水流 | 強め |
| 配置 | 中段 |
管理のコツ
- 光環境—中〜強の光量を好む
- 水流—中程度の水流が適切
- 成長—成長が早くSPSの中では育てやすい
- 注意点—薄い板状のため物理的な衝撃に弱い
規制・保全情報
- CITES(ワシントン条約):
- 附属書II
- 備考:
- イシサンゴ目(Pavona duerdeni, Agariciidae)。CITES 附属書II。
参考・出典
- AlgaeBarn: SPS/LPS care (PAR/flow)(careSpec)
- AlgaeBarn: Water Parameters 101(careSpec)
- DOC NZ / CITES-listed corals (Scleractinia spp. = App. II)(regulatory)
近縁・同じタイプのサンゴ
アオサンゴアオサンゴ(ヘリオポラ)sps中級者向け青い骨格を持つ唯一の八放サンゴ。分類学的に特異で、丈夫だが CITES 附属書 II 対象のため取り扱いに注意が要ります。
アストレオポラアストレオポラ(スターコーラル)SPS初心者向けミドリイシ科の塊状 SPS。星形に散らばるコラライトが名前の由来で、SPS 入門に向く丈夫な種です。
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イボサンゴ(ヒドノフォラ)sps中級者向け表面に小さな突起(ヒドノフォア)が密生するLPS/SPSの中間的サンゴ。成長が早く、蛍光グリーンが美しい。攻撃性が強いので配置に注意。
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