ミドリイシ(アクロポラ)
Acropora sp.Oken, 1815属
サンゴ飼育の最終目標とも言われるSPSサンゴの代表格。強い照明と安定した水質が必要だが、成長すると圧巻の美しさ。色揚げの技術も奥深い。

蛍光発色の見え方


サンゴの蛍光タンパクはブルー/アクチニック光で励起されて発色します。白色光下とは見え方が大きく異なります。
名前・別名
- 通称Acropora
- 通称ミドリイシ(アクロポラ)
- シノニムConocyathus
- シノニムDistichocyathus
- シノニムHeteropora
解説
アクロポラ(Acropora属)は造礁サンゴの中で最も種数が多く、世界で150種以上が記載されています。枝状・テーブル状・ブッシュ状など形態が多彩で、インド太平洋の浅礁域に大規模なサンゴ礁を形成する主要種です。小型ポリプが密集し、青・緑・紫・ピンクなど鮮やかな色彩を持ちます。飼育には高出力LED照明(300 PAR以上)と強い乱流水流が不可欠で、水温25〜26℃、KH 8〜9、Ca 400〜450ppm、Mg 1280〜1350ppmの安定した水質が求められます。水質悪化や温度変化に敏感で中〜上級者向けですが、フラギングによる増殖が容易なためリーフタンクの主役として絶大な人気を誇ります。
飼育条件
| タイプ | SPS(ミドリイシ等) |
|---|---|
| 水温 | 24〜27℃ |
| 比重 | 1.023〜1.025 |
| 塩分濃度 | 33〜35 ppt |
| KH(炭酸塩硬度) | 8〜11 dKH |
| Ca(カルシウム) | 420〜450 mg/L |
| Mg(マグネシウム) | 1300〜1400 mg/L |
| 光量 | 強め |
| 水流 | 強め |
| 配置 | 上段 |
管理のコツ
- 照明—高出力LED(300PAR以上推奨)
- 水流—強い乱流
- 水質—KH 7-8, Ca 420-450, Mg 1350-1500ppm 安定必須
- 注意点—RTN(急速組織壊死)のリスク。水質の急変は厳禁
規制・保全情報
- CITES(ワシントン条約):
- 附属書II
- 備考:
- イシサンゴ目(Acropora, Acroporidae)=ミドリイシ。CITES 附属書II。
参考・出典
- AlgaeBarn: SPS/LPS care (PAR/flow)(careSpec)
- AlgaeBarn: Water Parameters 101(careSpec)
- DOC NZ / CITES-listed corals (Scleractinia spp. = App. II)(regulatory)
- Wikipedia(detail)
この属の流通系統
この属に含まれる流通名・銘(Named Lineage)。名前から系統ページを見られます。
近縁・同じタイプのサンゴ
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